第32回 フォルマシオンミュジカル指導者学会 ① の続きです。
フォルマシオンミュジカル指導者学会二日目からは、あらゆる分野に関する【参加型研究会】が午前と午後の2回開催されます。
【参加型研究会】とは?
それはフランス語でAtelierアトリエと呼ばれるもので、各学習テーマ、メソッドに精通した指導者(FM指導者に限らず)が1時間半アトリエを受け持つのですが、アトリエ参加者のFM教員達は実際に生徒の立場になり、実践しながら指導方法や新しいメソッドに触れることができます。
今回は5~6歳児クラスの指導法、身体を使ったリズム学習のための新メソッド、イントネーション学習などが開催されていました。
3日間でFM指導者達は9つあるアトリエの中から希望するものを5つ登録できるのですが、各アトリエは定員数が決まっているため人気のアトリエは争奪戦となります。が、万が一受講したいアトリエに一登録できなかったとしても、今回開催されたすべてのアトリエの内容をまとめた報告書が後日配布されるので安心!
もちろん実際に体験した方が断然良いとわかっているからこそ皆さん必死なんですけどね…。
これら【参加型研究会 Atelier】以外の時間は、講演会や音楽関係施設の見学、コンサート、討論会などがプログラムに組み込まれているのですが、ここで音楽関係施設の見学から一つご紹介します。
中世の写本譜が所蔵されているモンペリエ大学医学部見学へ。
突然奏でられた音楽によって建物の中に導かれる私達。
建物の中でも引き続き演奏会が行われた後、見学の直前に行われた講演会を担当したモンペリエ大学の教授が保存されている写本譜について詳しく説明して下さいました。
第32回 フォルマシオン・ミュジカル指導者学会 ③ へ続く。
※ 記事最初の写真はモンペリエ大学医学部建物中での演奏会の様子。