フォルマシオン・ミュジカル授業参観を開催

あっという間に12月も2週目が過ぎ、1週間後にはクリスマス休みです!

 

……と書き出してからブログを更新する時間が無く、実は明日からヴァカンスです。

 

 

クリスマス休暇に入る前に今年こそは絶対にやっておきたかったことがあります。前々からやりたいと思いながらもなかなか実現できなかったこと、それは『フォルマシオン・ミュジカル科の授業参観』です。

 

年度末(6月頃)に来年度の入学希望者の為に施設内を一般公開し、来訪者が各学科の授業見学をする、いわゆるオープンキャンパスのようなものは毎年多くのコンセルヴァトワールで開催されますが、在学する生徒の保護者向けに普段の授業の様子を公開する「授業参観」が学校主体で行われることはなく、教員個々による実施も私の周りでは殆ど耳にしません。

 

 

 

なぜ私がFMの授業参観を開催したいと思ったのか。

いくつか理由はありますが、第一の目的は『私のフォルマシオン・ミュジカルを知ってもらうこと』。ソルフェージュがF.M.になってから30年以上経った現在も教科に対する一般的なイメージは全く変わっておらず、批判的な記事が音楽雑誌や新聞に掲載される度に、「この国では親から子へそしてまたその子へ、、、とソルフェージュ/FMに対するマイナスな感情が遺伝子と一緒に受け継がれているのかしら?」なんてあり得ないことを思わずにはいられません!

 

 

 

記事の内容とは全く関係ありませんが、私のお気に入りの写真から一枚。ゴッホの眠る街、オヴェール=シュル=オワーズの教会。

 

 

 

 

初FM授業参観は、私の勤務しているコンセルヴァトワール二校にて1年生クラスのみを対象とし、親御さん一人一人との会話の時間が持てるように定員を6人、2週に分けて行いました。授業内容を項目ごとにまとめたプリントを配布し、1時間の授業ですべてを見せるために教室を走り続けたわけですが、フランス人の目にはとても異様に映ったでしょう。なぜなら、フランス人女性は滅多なことがない限り走りません!その時の私にはエレガントに、なんて気取っている余裕は全くなかったので仕方がありませんが…。

 

計4回の授業参観を一つ一つ思い返す度に反省点・改善点が増えていきますが、保護者の方から「これまでの【ソルフェージュ】のイメージが覆された」とまさに私の狙い通りの感想を頂けた事、普段は会う機会さえない親御さんとほんの少しでもお話をする時間が持てたこと、その他にも開催して良かったと思う点がいくつかありました。

 

年度末までに同学校にてもう1~2回の実施と、さらに私の勤務しているもう一つの音楽学校での開催も考えていますが、こちらは学校長の許可が必須。さらに、学校全体、もしくはフォルマシオン・ミュジカル学科主催で行う事が条件となると、反対派により実施がむずかしくなるのでは、と危惧しています。

 

 

※ ブログトップ写真は授業参観終了後の教室の様子。散らかっています 笑

 

 

 

 

 

 

 

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