2019年になり、先日生まれてはじめての経験をしました。「全身麻酔」。「フランスの医療は信頼できない!(これには理由がありますが長くなるので省略)」と、1年に一回の日本帰国の際に病院通いは済ませていましたが、仏で信頼できる先生との出会いがあり、又その他事情も重なり、今回は思い切って身を任せることに。結果何事もなく無事に終え、一安心。ただ、ストレッチャーに乗せられて病院を移動している時、何度もあちらこちらに勢いよく「ゴゴーーーン!!」とぶつけられたことに驚きましたが(しかも看護婦さんは無言)、これって普通なのでしょうか。
さて、今現在【幼児音楽教育】の研修中ですが、今月からいよいよ教育実習が始まります。
教育実習の中身は授業の聴講、実践、レポート提出等で、複数の指導者の下、これまでの研修と並行しながら年度末までこの実習は続きます。フォルマシオン・ミュジカルの指導資格準備校でも経験している事ですが、この教育実習がとても勉強になるので本当に楽しみ!多くの事を学ぶと同時に、良質の指導への道のりはまだまだ長いことを思い知らされるでしょうけど、、。
私の勤務校の幼児対象クラス《EVEIL MUSICAL エヴェイユ・ミュジカル》の子ども達はというと、最近やっと、「あの歌うたいたい!」、「〇〇の遊びがしたい~」「この楽器が弾きたい!」と自己主張してくれるように。音楽以外の事も、、、「新しいコート買ったの💛」とか(笑)。ついでにここだけの話、「TU ES BELLE(綺麗ね~)」と最近授業の度に女の子たちに言われて浮かれています。真実かどうかはさて置き(笑)、どうも彼女たちにとってロングのサイド三つ編みというのが「憧れのお姫様ヘアースタイル」のようで、、。それに気づいて以来、私は毎回同じ髪型で授業に挑んでいます。(笑)
出会って6か月。こどもたちとここまで距離を縮めるのに結構な時間がかかりました。実は私、こどもがあまり得意ではありません、、、(よく幼児クラスを引き受けたな~と思う)。幼児科のみならず、FMクラスの生徒の中にも「えりな、すき~」といって抱きついてくる子もいる。この場合はどうしたらよいのか研修では習っておらず(笑)毎回こまっています。『みんな平等に』がわたしのモットーなので、1人だけハグしてあげるわけにもいかず、、というよりも、嬉しくて照れてしまって困る、というのが本音かな。
前回の【親子参加型授業】のお陰もあるのかもしれませんが、授業の前後に親御さんから気軽に話しかけてくださる様に。「先生のクラスで習ったことを、家で兄弟たちに再現しているんです」「習った歌を妹に教えて一緒に歌っている」とのご報告をしてくださり、とても嬉しくなりました。音楽教育最初歩段階。私と過ごすこの時間の積み重ねが、音楽における基礎中の基礎を形成する。というよりも、「その後の音楽学習に有益となるような豊かな素地、土壌をつくる」が適切かな。
7歳からは器楽、FM、合唱と複数の先生を通じて、様々な音楽に出会う機会があるけれど、それ以前の子どもたち、特に5歳児まではこの音楽幼児クラスが唯一の「音楽を学ぶ」場。 幼児音楽クラス指導者としての責任の大きさを改めて感じています。
最後に、
遅ればせながら、皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も幸多き一年となりますよう心からお祈り申し上げます。
2019年夏も日本で各種フォルマシオン・ミュジカル講座の開催を予定しております。(※日程&内容が決定次第、前年度アンケートに回答してくださった方々に優先的にご連絡をさせて頂きます)
次回は2年後の2021年の開催(未定)となりますので、この機会に是非ご参加くださいませ。
※掲載写真は記事内容とは全く関係がありません、、年末年始の(食べ物の)記録です。記事最初の写真はSainte Chapelle内部。