10月30日複数都市合同にて開催させていただいた『第1回日本とフランスをオンラインで繋ぐフォルマシオン・ミュジカル・リモート講座』が無事終了いたしました。ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
各地の主催者の北井かえさん、今村ゆきさん、金城みちこさんには開催の準備から開催後も様々な面でご協力いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。
第1回目のリモート講座のテーマは『幼児からオーケストラ楽曲を』とし、《ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」》を用いてレベル別レッスン例をご紹介させていただきました。
私にとって初のリモート&講義型でしたが、できるかぎり受け身ではなく、脳内参加型(そんな表現あるのかわかりませんが)にするにはどうしたらよいのか、リモートの特性を生かすには、参加型ではできないことを、、等々私の頭はいろいろな想いがぐーるぐる。
最終的には、FM指導アプローチ方法を目と耳、そして一番大切な心で感じ、味わって頂ける講座を目標に、2時間の講座をご用意致しました。
子どもたちに『田園』を楽しんでもらう方法、もっと沢山あると思います。私の提案した方法よりも、より音楽的でさらに教育的なアイディアもあると思います。どうぞ実践しながら目の前の子どもたちに必要なアプローチ方法を新たに考えてみてください。
「フォルマシオン・ミュジカル的アプローチが当たり前の音楽教育の世界」を夢に、微力ではありますが、今後もその実現のためのお手伝いをさせて頂きたいと思っております。
講座最後に参加者の方から涙とともに『ありがとう』のプラカード。その温かさに感動し、もらい泣きしてしまいました。最近ベートーヴェンの最期の様子を読んで涙したり、こんなこと今までなかったのにな。私も年なのかしら。でも歳を重ねたからこそ心から感じられることがあります。
子どもたちにとって、ベートーヴェンの音楽作品を深く理解することは難しいでしょう。でもいつかはその日を迎えてほしい「昔えりな先生と聴いた曲、こういう側面もあるんだ!」と。それまでは子どもたちなりの接し方でベートーヴェンさんと仲良くなってもらいたいです。私はただただ子どもたちがその日を迎えるまで、これからもせっせと種まきを続けていきたいと思います。
追伸:参加者の皆様のアンケートを一つ一つ読ませていただいております。沢山の温かいお言葉、講師として嬉しい数々のメッセージ、そして次回の講座へのご要望など本当に、本当にありがとうございます。またお会いできることを心から楽しみにしております。
追伸の追伸:私の密かに抱いているもう一つの夢を発表しま~す。(どなたもご興味ないでしょうけど、、笑)『FM仲間のみなさまとフランス音楽ツアーの開催!』