100パーセント、息抜きの記事です。
久々に最高の天気に恵まれた先週の日曜日、自宅近くの森へ。
公立音楽学校の試験は5月~6月に行われます。
各課程の最終年に在籍する生徒は必ず他音楽学校の教員で構成された試験官によって審査されるので、該当する生徒を受け持つ指導教員にとっては1年で最もストレスを抱える時期。
それはフォルマシオン・ミュジカル科も同様。私も去年の学年度末に試験官としてある音楽学校から依頼を受けました。
さて、今回の話題は『FMの試験問題はどのように作成されるのか』。
大まかに、二つの方法があります。
ここ数週間学年度末の試験問題作成のために週末は外出せずに引きこもり、音楽とは程遠い作業ばかりしていますが、
先日、幸運なことになにがなんでもピアノに向かわなければならないという機会に恵まれました!
コンサート『音楽と舞踏 ~ タンゴ ~』への出演依頼。
本番はグランドピアノの設置が不可能なためにアップライトピアノでの演奏と告げられましたが、テーマに惹かれ仕事の依頼を引き受けることに。
チャペルコンサートの翌日は故郷沖縄へ。
1週間の滞在を終えて昨夜パリに帰ってきました。
普段は2週間ある休暇はゆったりと新学期の準備をしたりピアノを弾いて過ごすのですが、今回はヴァカンス残り3日間で楽譜作成、年度末試験問題作成、報告書作成、、、思わず叫びたくなるような仕事の量をこなさなければなりません。
仕事に取り掛かる前に少しだけ現実逃避!笑 2月5日のチャペルコンサートの回想をさせてください。
新年あけましておめでとうございます!
毎年この季節には『日本に帰りたい』と心底思いますが、もうかれこれ10年以上日本でお正月を過ごしていません。さすがにそのような理由で仕事は休めませんし、なによりもフランスに戻った時の気持ちの切り替えが難しそうで…。
ということで、こちらはお正月気分ゼロのまま1月3日には学校で会議。
あっという間に12月も2週目が過ぎ、1週間後にはクリスマス休みです!
……と書き出してからブログを更新する時間が無く、実は明日からヴァカンスです。
クリスマス休暇に入る前に今年こそは絶対にやっておきたかったことがあります。前々からやりたいと思いながらもなかなか実現できなかったこと、それは『フォルマシオン・ミュジカル科の授業参観』です。
今回は番外編「フランスの日常生活便り」。
ということで音楽とは全く関係ありませんのであしからず!
平日は電車で移動するとき以外は一日中室内で過ごすことが多いので、お休みの日はなるべく外に出て自然に触れるように心がけています。
先日の日曜日は畑で野菜収穫。 残念ながら自分の畑を持っているわけではありません…。
パリ郊外20箇所に野菜農園があり、好きなときに季節の野菜、果物、花を自由に収穫できます。私が行った日は一日中雨が降っていたにもかかわらず家族連れで賑わっていました。それもそのはず、この日は今年最後の開園日。翌日から来年の4月、チューリップが咲く季節の再開園の日まで楽しい収穫はお預けです。

畑に入って自ら収穫するには時間が掛かりそうだったのですでに収穫済みの野菜から選択。この時期(11月)のN°1はなんといってもかぼちゃ。大小のかぼちゃがあちらこちらで山積みにされていました。

収穫した野菜をお会計。今回は栗かぼちゃ、リンゴ、キャベツ、なす、バターナッツ、そして人生初の根セロリを購入。お手ごろなお値段で新鮮なお野菜が手に入ります。そして毎回お会計の際についつい手にとってしまうのがこの農園で採れたリンゴのジュース。自然な甘みでとても美味しいんです!
畑を後にして併設されている屋内市場へ。野菜や果物、隣の作業所で加工しているチーズ、ヨーグルト、そして地方の名産品、お酒などがずら~っと並んでいます。



ちなみに私が必ず購入するのはここの農場産牛乳とチーズ、そして大好きなコルシカ島名物、豚のレバーソーセージ「フィガテル」。フランス人は苦手な人も多いらしいのですが、私はレバー臭のする、癖のあるこのフィガテルが◎!
パリに来た際にはキッチン付アパルトマンホテルで滞在して、こういう市場や農園で購入したフランスの野菜や地方の名物を楽しむのも良いかもしれませんね。
第32回 フォルマシオンミュジカル指導者学会 ③ の続きです。
学会全日程を終えパリに戻る電車の中で、参加した勉強会のことを思い出しながら同学会に参加していた我が恩師にメールを送信。その内容は大人気のアトリエの内容についての疑問、というかどちらかというと納得の出来なかった点の羅列。
この小娘は(年齢的な小娘という意味ではなくもちろん経験値においてです!)と思われていそうですが、そのアトリエに参加した先生方と意見を交わしても好意的な感想ばかりで納得がいかず、つい…。
このようにすべてにおいて満足したわけではありませんが、私にとって大切なのは勉強会で何を学んだか以上に、学会期間中に経験した事すべてが自身の指導について改めて考えさせられるきっかけになっている、ということかもしれません。

学会の雰囲気はというと、堅苦しいものではなくお勉強の時間以外は皆リラックスモード。休憩時間はコーヒーを片手におしゃべりに夢中になり、次の勉強会開始時間ギリギリまで動かない人も。
5分前行動という考えはフランスには存在しないのでしょうか?笑 どちらにしてもうちなータイムの私には親しみやすい環境ではありますが。(もちろんフランス人にもちゃんとしている人はいますので、誤解のないように!)
昼食、時に夕食も共にし、音楽はもちろんのこと各々の職場での問題、生徒、ワインや料理の話まで話題が尽きることはありませんでした。初めて学会に参加したというある指導1年目の若い教師が「経験豊富な先生方やこの学会を仕切っている教授陣みんなとても話しやすいわ!」と驚いていました。実際、指導暦の長い先生方が初めて学会に参加している教師達に積極的に声を掛けるなど気を配っている様子を何度も目にしました。これも若い指導者が参加しやすい学会を心がけているからだと思います。
このように学びの場でもあると同時にFM教員同士の交流の場でもあるFM指導者学会。あらゆる面で批判されやすい立場にいるFM教員ですが、「生徒達により良い音楽基礎教育を」と同じ目標をもって奮闘している仲間がフランス全土から集まるこの学会はFMをフランスの音楽教育からなくさないために、今後の音楽基礎教育発展のためになくてはならないものとして捉えられています。

第32回 フォルマシオン・ミュジカル指導者学会 ② の続きです。
空き時間を利用してモンペリエの観光名所のひとつ、サン・ピエール大聖堂に訪れたときのこと。幸運なことにオルガンによる即興演奏のマスタークラスが開催されていました。

初めて訪れる大聖堂でオルガン演奏が聴けるうえに、普段なかなか見ることのできないオルガンのマスタークラスを聴講できるなんて!と、その後は空き時間がある度に大聖堂へと出向いていました。
さて、学会の続きは最終日の朝に行われた『討論会』について。
『討論会』に参加するためにはまず希望するテーマを扱うグループに登録しなければいけません。参加者全員の発言が求められるのでここでも人数制限があり、一番人気のテーマ『FM授業内の専攻楽器使用』のグループは即満員となりました。
ちなみに私は『どのタイプの評価?』に登録。(このブログを立ち上げて以来常に思っていたことですが、フランス語を的確な日本語訳にするのが本当に難しい!)
各々が指導している音楽学校で採用している評価方法について紹介し、疑問点や問題点を指摘し合いながら意見交換をする75分の討論会。話題は評価方法から試験内容、ソルフェージュにまで及ぶなどテーマから外れる事も多々ありましたが、他校のFMの現状を知る上では大変貴重な時間でした。
※ 記事中の「FM」とはフォルマシオン・ミュジカル 「Formation Musicale」 の頭文字を並べた略語で、どちらかと言うと口頭では「FM」と言う方が一般的です。ちなみにフランス語では、単語の前に冠詞がつくので「La F.M.」 ラ・エフ・エム となります。音楽家同士では100パーセント通じるこの教科名も一般的にはまだ浸透していないようで、コンセルヴァトワールに通う子供たちやその親御さん達ですら「フォルマシオンミュジカル」ではなく、未だに「ソルフェージュ」と言っているのをよく耳にします。