ピアノ科の進級試験審査員として

4月も中旬。そろそろあちらこちらのコンセルヴァトワールで進級試験が実施されます。

 

 

FMも器楽も、子どもたちは課程(第一~第三課程)の最終年(3年又は4年目)に、次の課程に進むための進級試験を受けます。進級試験の審査員は外部の指導者二人+開催学校の代表者(学校長)一人で構成されるため、4月~6月のこの時期は、コンセルヴァトワールで指導している先生は審査員としてあちらこちらの学校に出向きます。

 

私もさっそく審査員の依頼を受け、先日とあるパリ郊外の音楽学校へと出向きました。本年度第一回目はFMではなく、ピアノの試験審査員として。

 

このお城がコンセルヴァトワール。写真をあえて古い感じにしてみました!

 

この学校では、課程最終年以外にも各課程途中(2年目)の生徒も試験に参加。この場合「合否」はなく、「外部の指導者に聴いてもらい、意見・アドバイスを頂く事」を目的としています。「この学校では」と前置きしたのは、課程最終年以外のこどもたちを対象としたテストを行うかどうかは、各学校・学科の判断に任されているからです。一般的に、課程途中の生徒を対象としたテストの審査員は、学校の先生のみで構成されることがほとんどで、試験内容は「課題曲&自由曲」、「エチュード」又は「初見試奏」など様々です。

 

さてさて、今回の進級試験についてですが、各課程毎に行われ、全員の演奏後に審査員で話し合って合否を決定します。その後、生徒達と保護者、そして普段生徒達を指導している先生方に集まってもらい「合否発表」をした後、各審査員が生徒一人一人に講評をします。「何が良くて、何を改善したほうが良いのか」。これを全員に行うのでかなりの時間を要しますが、試験直後に子どもたち一人一人と直接話すことは絶対に必要だと、これまでの数々の試験を通して(+その後の生徒の様子を見て)、とても感じます。講評と言っても、審査員が一方的に話して終わる事はあまりなく、生徒に質問をしたり、逆に生徒から質問をされたりしながら今後に向けての話をすることもあります。(私が学生の頃も、審査員の先生方が遅くまで残って生徒全員と会話をしていたのをよく覚えています。)

 

 

いつも審査員をしていて思う事。

 

 

学校を去らなければならない子への講評が非常に難しい。今回も一人いました。しかも他の全員が受かった中でのたった一人の落第+追放。まったくレベルが届いていない子ではあったけど、この場合、全員の前で結果を言い渡す必要があったか??

 

 

 

私の生徒の試験はFMの口頭試験が5月末、ピアノが6月中旬。今年は落第しそうな生徒が二人もいる。

 

 

生徒より私の方がストレスで、今より一層白髪が増えそう…(泣)

 

 

 

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