コンセルヴァトワールの学年度末試験 ① ピアノ

5月初めての投稿になります。

 

 

私の勤務する音楽学校では今、まさに試験期間真っ只中!ほぼ毎日なにかしらの試験が開催されていて、同僚の先生達、事務員、校長もストレスと疲れで顔つきが変わっています…笑

 

以前は6月に開催されるのが一般的でしたが、最近は4月、5月から始まる学校が増えてきたように思えます。再登録のために在校生の保護者が試験結果を早めに知る必要がある事、普通学校も含め様々のイベントが学年度末に集中している‥等が理由として考えられます。

 

 

さて、私の生徒はというと…

 

 

まずはピアノの試験

 

 

第一課程修了試験に私のクラスから二人参加させることに。

 

 

試験6週間前に与えられた曲は次の2曲 ↓

  • 課題曲 《シューマン 子どものためのアルバム作品68 から 騎手》
  • 自由曲 一人は《バッハ インベンション4番》、もう一人は 《ディアベリ ソナチネ作品151 1楽章》

 

課程最終年度の試験は他校の先生を審査員として招いて行われ、試験の合否も審査員と学校長のみで決められます。

 

私の生徒二人とも無事合格しましたが、自由曲でバッハを弾いた10歳の女の子は審査員全員一致の「優」と「審査員特別賞」を得て合格!通常ではピアノ学習歴4年目で受けるこの試験を飛び級での挑戦。「やっぱり無理をさせてしまったかな…」 と試験1週間前の演奏を聴いてとても後悔していましたが、試験日に向けての追い上げが凄まじかった!彼女の強みは『強すぎない指』。そして『テクニックと音楽的感覚』(楽譜を読む力と音楽を感覚で把握する力)がバランスよく育っていること。

 

(この『バランス』、フォルマシオン・ミュジカルでもとてもとても大切な事とされているのですが…時間がないのでまた後日。)

 

第二課程からは室内楽の授業が必須となるので、これから他の楽器を専攻する生徒たちとの演奏を通してピアノソロでは学べないことをたくさん学んでいくのだと思うと、今後の二人の成長がとても楽しみです!

 

 

 

※ 写真は他のコンセルヴァトワールでのピアノの試験の様子。写真のように審査員は他学校から二人+学校長によって構成されるのが一般的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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