沖縄からフォルマシオン・ミュジカル便り① 2017年夏

フォルマシオン・ミュジカル講座全日程終了!やっと心と時間にゆとりができたので、今日からまとめ作業にはいります。

 

 

 

 

今月は『フランスからフォルマシオン・ミュジカル便り』改め、

 

『沖縄からフォルマシオン・ミュジカル便り』と題して皆さんにお届けします。

 

 

 

講座Aは『ゼロから学ぶフォルマシオン・ミュジカル』。8月1日と7日に計4回開催いたしました。この講座で参加者の皆様に体験して頂いた授業は私が実際にフランスで行っている授業そのものです。講座ではお話しませんでしたが、FM指導者国家資格を取得するための『音楽指導者育成学校』で、公開授業に使用した授業内容です。公開授業とは、FM指導教員を前にして行うもの。要するに彼らに合格を頂いた授業内容です。もちろん今回の講座のために、皆様に完全なFMを体験して頂けるように修正したバージョンになっております。扱った音楽作品は皆さんにとって驚きの『出会い』だったのかもしれませんが、授業の組み立て方、進め方、指導内容はフランスのFM例の一つです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのFM基本型を知って頂いた上で、講座B『ピアノ指導者のためのフォルマシオン・ミュジカル』を受講して頂きました。この『FMピアニスト』はフランスには存在しないので『私がピアノレッスンでFMを取り入れるなら…』と仮定しての授業例をいくつか提案させて頂きました。

 

準備するにあたって参照した教材はこちらの4冊 ↓

はじめてのギロック
はじめてのギロック
ブルグミューラー25の練習曲 Op.100
バスティンピアノベーシックス レベル3
バスティンピアノベーシックス レベル4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上に挙げた教材は、先生方に『主にレッスンで使用している教材は?』とのアンケートに答えて頂き、多かった中からFMで使用できる教材を選びました。練習曲は音楽的な要素が少ないことからFMの教材としては基本選びませんが、ブルグミューラーは“バランスの良いFM”が可能であることから即決。曲集の中から数曲を選びFM授業を作成しました。

 

 

 

7月26日に講演会『ゼロから学ぶフランス音楽教育』を開催したお陰で、私が予想していたよりも多くの先生方にご参加いただき、またありがたいことに東京からの参加者も。まさか、こんなに反響があるとは思っておらず正直驚きましたが、精一杯講師を務めさせていただきました。

 

 

講座Aは1時間半の授業。本当にあっと言う間!これまた予想外にも講座Aを受講して下さったほとんどすべての方が講座Bを受講して下さることに。確かに、講座Aだけでは、どうやってピアノのレッスンでFMを取り入れるのかは??であったはず。敢えてこの曲を選んだ理由は皆さんにお話しした通りですが、予想外にも(予想外だらけ!笑)皆さんにこの作品が気に入って頂けたことに驚きました。何の曲であったか、については講座を受講して下さった先生方と私だけのヒミツです♬ (私はBLOGに書きませんが、受講した皆さんはどうぞご自由に!笑)

 

講座A終了後は皆様にアンケートに答えて頂きました。さすがに参加して下さった全員ではないにしても、ほとんどの方がさらにFMに興味を持ってくださったことをとても嬉しく思いました。

 

 

 

この講座を開催する旨をFMの同僚に話したときに、心配する私に『万人に認められるものなんてこの世に存在しないんだから、やりたいようにやりなさいよ!!』と。気の強いフランス人と繊細な(?)日本人の私…笑。確かに、とは思いましたがはやり「まったくFMの良さが伝わっていないな…」と思う感想を目にすると気になりますね。

 

 

 

それでも喜んで下さる方がいる限り続けたい、FM講座。

 

 

 

 

『沖縄からフォルマシオン・ミュジカル便り』②へ続く…。

 

 

※記事中の写真はすべて講座A。私の講座は基本的には少人数制ですが、こんなにも少人数だとは思っていなかった、と戸惑うかたも中にはいらっしゃいました。すべての参加者の疑問にお答えしたくこのようにさせて頂きましたが、当てられたくない!大人数に紛れたい!という方もいらっしゃるようです。まさに、『万人に認められる…』という同僚の言葉がリフレイン…笑。


Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です