『ジャズピアノはじめました』

なんだか、

『冷やし中華はじめました』

みたいだわ、とくだらないことを思いながら書いています。

 

私の数多くある夢の一つに『ジャズピアノ』があります。ようやくそのために動き出せたことに、子どものように胸を躍らせ、興奮している自分がいます…!

 

数年前、あるジャズピアニストの自宅で個人レッスンを受けるところまではたどり着いたのですが、このレッスンが驚くほどまったく教育的ではなかったことに同じ指導者として怒りと似た感情を覚えました。どのくらい酷かったかというと、私が「意味がわからない」と言うと「わからなくてもいいから私の説明をきいていて」という感じ。その日は一時間全くピアノを触らずに終わりました…。

 

このような経験から、学校でレッスンを受ける事にしました。音楽学校にはクラシック音楽科以外にもジャズ音楽科が設置されています。もちろんクラシック科の指導者同様、公的機関で指導するためには研修を受け、国家資格を得て指導者になるのが一般的なので、コンセルヴァトワールの指導者の質は保障されているといっても過言ではない、と私は思います。あとは指導者との相性…

 

 

ドキドキの第一回目のレッスン。

 

一言。

 

「素晴らしい!」

 

レッスン内容はもちろんの事、先生のお人柄も!

「プロに指導したことがないから、君とのレッスンのために僕よりも指導経験豊富な友人のジャズピアニストに色々アドバイスをもらっているんだ。僕にとっても勉強できるとてもいい機会だよ。」

と、フランスでは珍しいタイプ、、というかクラシック音楽指導者にはまずいないであろう謙虚な先生。(もちろん、半分冗談です。)

 

ジャズピアノを習う事は私の昔からの夢でもありますが、授業に生かす、という狙いもあります。これまでにFMやピアノの授業でもジャズの楽曲を扱ったり、ジャズの要素を取り入れたりはもちろんしていますが、実際に演奏を通じて経験するのと、頭だけで理解しているだけとでは、伝える力、内容にも差がでるはず。今後レッスンを通して感じた事、学んだ事を生徒たちに還元できる日が待ち遠しいです。

ちなみに、ジャズピアノの先生は私の勤務先の同僚。学校長が私の動機に理解を示してくださり、レッスン費用は学校側が全額負担してくださることになりました。

 

 

期待に応えられるように頑張らねば。


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